音楽の旅 ~ピアノ雑記~

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Yuki NOGUCHI(野口裕紀)

演奏会、日頃の練習、レッスンの様子など不定期で書き記していきます。



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復帰に向けて
昨秋より右手フォーカル・ジストニアの療養のため、演奏活動を休止しておりました。その間、各方面にご迷惑をおかけするとともに、大変ご心配をおかけいたしました。

皆様から頂いた励ましの声を糧に、復帰を目指して約一年間リハビリに励んでまいりました。おかげさまで、今年10月より一部のコンサートにおきまして演奏活動を再開できる運びとなりました。

完全に元通りの手に戻すのは困難なようで、新しい演奏スタイルを模索しつつという形ではありますが、担当医師より「演奏活動を続けながら療養していくのが良い」とのご判断を頂きましたので、その後押しを大変嬉しく思い、少しずつではありますが演奏活動をさせていただくことにしました。

演奏できることの喜びと症状への不安の両方の気持ちがありますが、今の自分にできることを一つ一つ積み重ねながら、より音楽的な高みを目指して邁進していきたいと思っておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。
 
これも一つの前進☆
おかげさまで症状が最も酷かった時の、屈筋の異常屈折(疲労)はかなり回復してきました。
これは、無理のかかった状態をゴリ押しして休みなく練習を続けてしまったために、疲労が蓄積して引き起こしていたものですが、極端に収縮していた筋肉がほぐれてきただけでもかなりの前進です(^_^)
約2ヶ月の休養と、鍼治療や整体マッサージの効果が大きかったように思います。

ひとまず、鍼とマッサージの両院は時々メンテナンスに通う程度に頻度を落とし、医療機関は大学病院のみへの通院(1~2ヶ月に1度くらいの頻度)に絞って、様子を見ながら治療を続けていきたいと考えています。

今後の主な治療は、自分一人でのリハビリにかかっているので、ピアノに向き合っている時もそれ以外の時も、なるべく筋肉の状態などを意識しながら、慎重に取り組みたいと思っています。
 
関節を補強するチューブ


病院の先生に特殊なチューブを処方してもらいました。
このチューブを嵌めて弾くと、指が曲がりにくくなります。

関節を固定するほどの強度はないものの、程よい厚みとクッションにより関節を曲げにくくなるために、本来の指の形を脳に覚え込ませるのに有効なのだそうです。
これを装着して弾くと、確かにリハビリの結果も上がったので、効果に期待が持てそうな気がします。
しばらくはこれをつけて、練習やリハビリを続けたいと思いますo(^_^)o
 
右手の障害の経過報告


大変ご心配おかけしておりますm(_ _)m
右手の症状のその後の様子をご報告いたします。

大学病院での専門医師による診断はフォーカル・ジストニア。
首や手などの各部のレントゲンにも異常はなく、脳の伝達の混乱による運動障害の一種であるとのことです。
今までできた動きができなくなって焦る気持ちもありますが、速い動きだとできないことがゆっくりだとできたりするので、メトロノームに合わせた非常にゆっくりからの矯正リハビリを行いながら、経過観察をしています。
ゆっくり動作を行うということは単純な動作を見直す良いきっかけにもなるので、それ自体なかなか面白いものです(^_^)

そして、もう一つ希望の光が持てる出来事がありました。
イザベル・カンピオン先生指導の”音楽家の為の運動療法 グループ講座”
http://paris-tokyo.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/post-c234.html
こちらにあります講座(公開個人レッスンのような形式)を受講させていただきました。
演奏時の身構え方や体の使い方など、新たに学ぶことがたくさんありました。

私の場合は、中指の巻き込みに最も大きな症状が現れています。
それは、指の付け根を十分に働かせておらず、第1&第2関節の方に余計な力が入ってしまっているせいなのですが、その原因の一つが「親指」にあるのではないかと思い至ったのは、カンピオン先生に気付かせていただいた大きな収穫の一つです。
実は以前に、腕の神経を圧迫したことが原因で親指を長期間に渡って痺れさせていた時期があり、それ以来親指の動きや可動幅も小さくなっているような気がしていたのです。
親指が本来の働きを失っていることに起因して、親指の直後の音を弾く指がきちんと脱力できなかったり、手全体におかしな力をかけてしまい、形的にもバランスを失った手の使い方を押し進めてしまっていたことが大きな要因の一つのように思います。

カンピオン先生の講座では、他にも肩甲骨を意識した構え方や腕の使い方、手首の正しい角度、指の各関節の働き、各部筋力トレーニングのためのエクササイズなど多くのことを勉強させていただきました。(写真は、カンピオン先生に手作りで作っていただいた矯正用の装着具です。)

余談ですが、カンピオン先生のおっしゃることは、御木本澄子先生のメソッドやエクササイズと相通じる部分も多くあり、改めて正しい筋肉の働かせ方や脱力&支えなどへの意識が深まりました。(御木本先生のレッスンは、手の使い方という興味深い視点から行われており、国際コンクールを受ける人たちも大勢通っていたりします。)

鍼治療や整体マッサージにも継続的に通い続けており、疲労筋肉の弛緩や鈍い筋肉への刺激、全身及び腕のリフレッシュなどにも取り組んでいます。
お互いを打ち消すような見解にはまだ出会っておらず、今のところは様々な方法を取り入れて、多角的に総合的により良い状態にしていけたらと考えています。

最も症状の重かった「下りの音階」も徐々に弾けるようになりつつあります。
ショパンのエテュードなども半数くらいの曲は、だいぶ無理なく弾けるようになってきました。

まだ万全の状態ではないため、本格的な演奏活動は今しばらく自粛したいと思っておりますが、1月からは無理のない範囲でこなせるものに限り、いくつかのコンサートは予定通りに行っていきたいと考えています。

多くの皆様よりご心配いただき、大変有難く嬉しく思っております。
しっかり治すべく、今後も療養&リハビリに専心したいと思います。
 
その後の経過
手の故障について、ご心配をおかけしておりますm(_ _)m

少しずつですが状態の把握も進んでいます。
これまでに受けた診断や情報から判断すると、ジストニアとしては軽度もしくはそこまで至っていないと考えることもできそうです。

今現在の治療やリハビリを続けつつ、今後も必要や興味に応じていくつかの診療や講座などを受けつつ、回復の道を模索していくつもりです。

症状が最も重かった頃は1オクターブの音階も弾けない状態でしたが、今はかなりのテクニックが復活もしくは復活の兆しを見せており、ショパンやラヴェルなどもある程度であれば演奏することができるようになっています。
それでも違和感や無理を感じる部分はあるので、1曲を理想通りに弾くまでにはまだ険しい道のりがありそうです。

ただ、やはり「休養」が何より大切、体も脳も「リセット」することが大切であると痛感しており、焦らずに慎重に進めていきたいと思っています。

ご心配の声も多くいただき、心苦しく思うと同時に、勇気づけられ嬉しい思いです。
本当にありがとうございますm(_ _)m
 
レッスンについて
今現在、演奏活動については全面的に休止しておりますが、レッスンは通常通りに行っていきたいと考えています。

「良いお手本を見せなければならない立場なのに、こんな手でどうするんだ(笑)」という感じですが、良い意味で反面教師にもなるでしょうし、本質的なことに触れる意味での障害はないと考えておりますので、レッスンの予定には特に変更はありません。

お知らせが遅くなりましたことをお詫び申し上げますm(_ _)m
 
右手の障害に伴う演奏活動休止のお知らせ


実は、右手に障害(フォーカル・ジストニアらしい)が発症し、ピアノを演奏することが著しく困難になってしまいました。
自分の思うように指が支えたり動いたりしてくれず、あらゆるテクニックに影響が出ています。
現時点ではハノンの1番も弾けない状態です。

大変申し訳ないのですが、事態を重く受け止め、誠に勝手ながら、予定させていただいておりました全てのコンサートへの出演を辞退させていただき、療養に努めたいと考えております。
関係者各位には、多大なるご迷惑をおかけいたしますことを、心よりお詫び申し上げます。

病状の詳しい観察と今後の治療にあたっては、専門医療機関にて相談の上、進めていきたいと考えております。
当面の状況については不詳であることが多いため、詳しいことにつきましては、また今後の経過を見ながらご報告させていただきます。