音楽の旅 ~ピアノ雑記~

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Yuki NOGUCHI(野口裕紀)

演奏会、日頃の練習、レッスンの様子など不定期で書き記していきます。



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デミジェンコ
今までなぜ知らなかったのだろう!
・・・というくらい、好きなピアニストに出会いました。
ニコライ・デミジェンコです。(Nikolai Demidenko)

まだ、ショパンのバラード全4曲、ソナタ3番、コンチェルト1番とバッハの平均律のいくつかを聴いただけですが、大好きになりました!

ハッとさせるような「悲しい音色」にまず引き込まれ、研ぎすまされた集中力に思わず最後まで聴き入ってしまいます。
しばらく、デミジェンコの虜になりそうです(^_^;
 
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光と風のミュージアム☆
 

5月16日に二宮の光と風のミュージアムで、ヴァイオリンの川畠成道さん、ソプラノの奥山恵美子さんと共演させていただきました。
心地よい日和のもと、広がる海を眼前に、色とりどりの花に包まれて、心華やぐステージでした。

お客様と近い距離で楽しめるコンサートは、演奏の細部までお客様とのコミュニケーションを密に感じられます。
その分、音色の感動や心躍る興奮など素敵な瞬間が共有できる喜びも、広いホールでの演奏より回数的に多くなるような気がします。

お客様の笑顔に囲まれて、幸せな時間を過ごさせていただきました☆

  

川畠さんとはご一緒させていただく回数も多く、同じ曲でも熟成させたり新鮮にアプローチしたり、毎回色々な楽しみがあります。
ピアソラは昨年の後半から弾いていますが、ここにきてようやくコツが掴めてきたような気がします。
今回は、モーツァルトのK.304、ガーシュインなど初めて共演した曲もありましたが、新しいレパートリーを広げていくことはより幅広い音楽性への出会いにも繋がり、刺激や勉強になることが多かったです☆
それにしても川畠さんの耳の良さにはいつも驚かされます。
本来こちらが余裕を持って合わせなければならない部分でも、本番に限ってそれが逆転してしまった箇所もあり、自分としては救われたという部分もあります。
楽屋で聴かせていただいたバッハの無伴奏シャコンヌも心に響く名演でした☆

ソプラノの奥山さんとは初めて共演させていただきました。
声楽の伴奏は学生時代に続けていたのですが、卒業後は本当に久しぶりで、練習前の歌詞の下調べなど緊張感を持って臨みました(^_^;
練習の時に奥山さんの歌声を聴かせていただいて、その声の美しさと表現力の幅広さに感動しました。
歌には歌詞があって、キャラクターや喋り方まで自在に表現できるので、やはり表現の奥行きが深いですね。
今回、ドイツリートの中でもブラームスの歌曲を一緒にやらせていただけたのは本当に有難いことです。
ブラームスは歌曲も室内楽的な書法で書かれており、楽譜を一見するだけで「ブラームスだ!」という特徴があります。そこが音楽的表現に最も密接に繋がる部分でもあり、演奏の醍醐味でもあります。
奥山さんとの素敵な出会いに感謝し、今後またご縁があるといいな~と思っています(^_^)
アンコールの2曲の染み入るような歌声には心が震えました☆

***

今回はアンコールも含めて15曲を弾かせていただきました。
前半のモーツァルトのソナタやブラームスの歌曲などに対して、後半はガーシュイン、ピアソラ、メンデルスゾーン、ドヴォルザークなどの小品が並び、皆様にも様々な趣きの曲をお楽しみいただけたのではないかと思います。

アンコールは、
・ショパン:ノクターン 遺作(Vn)
・アメージンググレース(Sop)
・モンティ:チャルダッシュ(Vn)
・バッハ:アリア(Vn)
・ブラームス:子守唄(Sop)
でした。

ピアノという立場的には、ヴァイオリンと歌の入れ替わりも含めて、曲ごとに気持ちを切り替えていくことが一番の課題になるかと思っていたのですが、実際には各曲の時間がとても充実していたので、切り替えが忙しく感じるということもなく、本当に1曲1曲の世界を堪能するといった感じで楽しませていただきました(^_^)

終演後にはたくさんの方々とお話しできて嬉しかったです。
改めまして、会場にお越しくださいました皆様、及び主催者様に感謝申し上げます。
 
[今回の一言]
・パノラマに広がる太平洋を眼前に、久々に時を忘れて海と大地と空の呼吸を感じました。
・終演後の関係者パーティーでいただいた肉が美味しかったです。思わず「ラーメンに乗せて食べてみたい!」と思ってしまったあたり、本当に重症ですorz
 
現代作曲家のコンサート☆


5月9日(日)、すみだトリフォニー小ホールにて、日本音楽舞踊会議の作曲部会公演「ソロと室内楽への誘い~風薫る5月に~」にて2台ピアノを演奏しました。

今回、リハーサルから本番まで4時間くらい待ち時間があったので、相方の瀬川由馬氏と一緒に近くの公園の木陰にシートを敷いて、そこで森林浴をしながら本番を待ちました。日曜の午後ののどかな雰囲気の中、5月らしいさわやかな風に吹かれて、とても気持ち良かったです☆
一つのシートに二人で寝ていたので、アベッグに見られていたかもしれません(笑)



森林浴が功を奏したのか、本番では我ながら驚くほどの集中力を発揮することができました(^_^)v
各曲が終わった後に、お客様が集中力を持って余韻を一緒に感じてくださっていたのが、とても嬉しかったです。

ただ、演奏が終わった直後に舞台に上った作曲家の奇妙な動きには、お客様もビックリされたかもしれません(^_^;
手をくるくる回しながら自分の頭の上にもっていってチョコンと指を置く仕草・・・あれはロクリアンマークというのだそうで、作曲者のロクリアン正岡氏のサインみたいな(?)儀式のようです。
私たちも当日になってから知った演出なので、お客様のキョトン(???)というお顔が並んでいるのを見ながら吹き出しそうになるのをこらえていましたw

各曲ごとに、客席の後ろの方から大きな声で節をつけて曲のタイトルを叫んでいた様子も面白く、やはりお客様の笑いが出ていましたが、あの通りロクリアン正岡氏は非常に個性的な作曲家です(^_^;

しかし、なによりもロクリアン正岡氏の個性は、曲の演奏を通じて、皆様にもお伝えできたのではないかと思っています。
もちろん、ここでいう個性とは、奇妙奇天烈という意味だけではなく、音楽の持つ生命力や進化力といったものも含みます。


 
  
(リハーサル風景より。写真提供:篠島実氏)


ここで、改めて曲の説明と演奏に関する話などをさせていただきます。

今回、ロクリアン正岡氏の組曲「鍵盤の上を歩く四足の爬虫類」(改訂初演)を、瀬川由馬氏と共演させていただきました。

いずれの曲もポリフォニック(多声的)に成り立っている部分が多く、アンサンブルにおいてはそこが最も難しいところで、瀬川氏とともに何度も練習を重ねました。
本番2日前の合わせになってようやくコツが解明でき、おかげさまで本番では自信を持って、各曲の持つ個性まで幅広く表現できたように思います(^_^)

第1曲:無垢なる爬虫類
ひんやりとした音色とともに、爬虫類の奇妙な動きが4声部で絡み合います。
アーティキュレーションとアクセントの位置がややこしいので、気の抜けない曲です。
簡単そうに聴こえたかもしれませんが、実は練習を始めた頃は2回に1回は崩壊していました・・・(^_^;

第2曲:標本から出た爬虫類
合わせが困難だった曲です。一定したメイン声部に、まるで洞窟内で水滴が滴るかのような不規則な音、やがてそこに形あるモティーフが加わってきます。
非常に複雑なリズムを正確に絡めなくてはならないので、この曲のおかげでソルフェージュ能力がだいぶ向上したような気がします(笑)
本番はこの難曲がうまくいったことで思わず心の中で「やった!」と思い、その後も俄然調子が出てきましたo(^_^)o

第3曲:猪突猛進する爬虫類
勢いのある激しい曲です。拍子感も強く、音楽的には最もわかりやすい一曲であるように思いますが、終盤には人間には演奏不可能と思われるくらい難しい跳躍部分があり、ずる技&せこ技でなんとか弾き切ることができました(^_^;
楽譜を正確に弾き切ることよりも音楽的に優先されるべきこと・・・今回はそれを守ろうと思って臨んだので、ある意味それが正しい方向に働いたのではないかと思います。
この曲の直後に拍手をいただいたのは嬉しかったです(^_^)

第4曲:蓄電する爬虫類
ゆっくりしたテンポで、集中力の長い持続が求められる曲です。私のパートは最初から最後までペダルを踏みっぱなしという珍しいもので、そんな表現が求められる曲は他に例を見ないので、それ自体も非常に楽しめました♪
相方の瀬川氏と強弱が次第に入れ替わっていくことに気付いた方はいるでしょうか。(最初と最後で全く逆転しています)

第5曲:進化する爬虫類
最も内容豊かで大規模な曲です。中でも、白鍵主体から黒鍵主体に変わった瞬間の面白みはこの曲の一番の特徴でもあるかと思います。
爬虫類の奇妙な動きがそのまま音になったかのような主題、それが様々な音価(縮小形や拡大形)で絡み合います。中でも細かい16分音符の動きになってくると、それぞれが勝手に動き出しているような激しいうごめきが感じられ、そういった部分は演奏においても最も困難でした。
極度の集中力がないと演奏が途中で止まってしまうかもしれないくらいギリギリなもので、その部分に限っては調子に乗りすぎないで正確にコントロールすることに全神経を注ぎました。
途中に出てきたクラスターの嵐は、全力でガンガン打って楽しかったです(笑)

本番らしい緊張感と集中力のもと、満ち足りた気分で演奏を終えることができました。(相方が瀬川氏だからこそ成り立った演奏でもあると思います。感謝!)

終演後は、翌日の別件のリハーサルのために帰宅して練習しなければならないというハードな一日でしたが、演奏がうまくいった喜びと、難曲からの解放感とで、心明るく新たな練習にも向かうことができました(^_^)

末筆になりましたが、この場を借りまして、演奏会にお越しくださいました皆様、裏方で支えてくださった皆様にお礼申し上げますm(_ _)m

[今回の一言]
・公園に行くならサッカーボールを持っていけばよかったw
・ラーメン屋のはしごは瀬川氏とならでは(^_^; どのラーメンも美味しかったです☆
・ちょこっと寄り道した秋葉原で体験した3Dテレビは、予想の斜め上を行っていました!正直見くびっていましたm(_ _)m
 
ラ・フォル・ジュルネ新潟☆


5月1日、ラ・フォル・ジュルネ新潟にて、ヴァイオリニストの奥村愛さんと一緒に演奏させていただきました。
会場の一つである新潟市音楽文化会館は朝から賑わっており、会場外にも屋台のワゴン車などが並んでいて、熱気が溢れていました。
早めに着いたので、前の人のコンサート(エル=バシャ氏のバッハ&ショパンのプレリュード)も舞台裏で聴けてラッキー☆

奥村さんと演奏したのは、ショパンのノクターン、ヘンデルのソナタ6番、ラ・カンパネラ、アンコールの4曲。ヴァイオリンソロのシャコンヌの熱演とも相俟って、お客様と一緒に熱い一時を過ごさせていただきました(^_^)

ヘンデルは気品があって素敵ですね。ドイツのバッハ、イタリアのスカルラッティ、フランスのラモー、イギリスのヘンデル・・・とそれぞれに味の違うバロック作品、日頃はバッハをやることが多いので、こうして他の作曲家の作品と触れ合える機会は嬉しかったりします。
ラ・カンパネラは、緊張感ある部分と情熱が溢れ出る部分とのコントラストが魅力です。最後も興奮しますし、演奏家冥利に尽きる一曲ですね(^_^)

会場にお越しいただきましたお客様に、この場を借りてお礼申し上げます。
また、イベントスタッフの皆様にも忙しい中で様々にお気遣いいただき、感謝申し上げます。


 

[旅の一言]
・屋台の「きのこ汁」が食べたかったのですが、移動時間に追われて立ち寄ることができなかったのが残念(T_T)
・新潟空港でウラジオストク航空、キャセイパシフィック、エア・マカオの3社国際線の飛行機が見られてホクホク(*^_^*) GWのみのチャーター便も含まれていたようです。
 








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